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2020年4月28日

高成長企業を支援してきた経営管理のプロが語る「経営管理のあり方」

ブリッジコンサルティンググループの創業から今に至るまで、最前線で経営管理支援の現場を統括してきたCOO大庭崇彦氏。高成長企業に必要な経営管理のあり方についてインタビュー形式で語ってもらいました。

1. 経営管理への意識が強い会社は成長している

数十社のIPO準備企業やIPO後の企業をお手伝いしてきましたが、その中でも経営管理業務に重きを置いている会社は成長しているなという印象です。

社長の中には売上を高めることに集中しがちで、経営管理部をコストセンターとみなしてしまう方も少なくありません。その結果、管理部門、特にシステム投資に対しては支出を最低限にしてしまい、運用体制の見直しがされないままということがよくあります。確かにシステム投資は単年度の現金支出が大きく、利益を減少させますが、5年間などの長期的なキャッシュフローを考えれば十分有効な投資です。

また、業務システム投資というと、オペレーションに合わせてシステムを作ると思うのですが、はじめはシステムに合わせてオペレーションを組むことをおすすめしています。
規模が大きくなってしまうとオペレーションが出来上がってしまっているので、市場にある既存のシステムソフトとのすり合わせに時間がかかるようになってきます。

であれば、規模が小さいうちに既存のシステムに合った経営管理体制を整えておくことで、後の投資負担が少ない組織が作れます。

そういう長期的な内部体制の構築までを意識した企業は強いし、その気づきを与えられる存在がCFOだったりします。

2. 上場準備をきっかけとした経営管理体制の構築

私たちは元々IPO支援を軸として規模を拡大してきた会社です。IPOのためには公開企業として耐えうる管理体制を構築しなければなりません。それは子どもが大人になるためのハードルとして捉えています。しかもそのハードルは超えれば終わりというものではありません。成長していく限り、ずっと改善し続けなければなりません。その方法論を学ぶとっかかりが上場準備だと思っています。

勿論、上場を志向していない成長企業にも経営管理体制が整っているところはあります。ただし、そういう企業は外部の目を入れることで体制の管理をしているところが多いです。

3. ブリッジが目指す経営管理支援

まず経営管理というのはCFOとCOOが執行する役割を示すものとして捉えています。
経営管理というのは全体を見渡す俯瞰的な思考だけでなく、その企業特有のオペレーション面も理解していないとできない。外部から支援する立場として、最大限の価値を提供するため、オペレーション理解つまり現場理解には顧客企業と向き合うことを重視しています。

弊社のサービスは経営管理の「ナレッジ」と「リソース」を提供することですが、リソースだけを提供するとただの手の動かせるアウトソース人材の提供になりかねず、ナレッジだけを提供するとアドバイザーにしかなりません。

顧客企業のニーズを満たすには自分たち社員だけの「ナレッジ」と「リソース」では足りない。そこで、多くの独立会計士とネットワークを持つことによって私たちは「ナレッジ」と「リソース」の両方をバランスよく提供する仕組みを可能にしました。

IPO支援ということをきっかけにして、BPR、内部監査、FAS、決算開示などの一連のニーズが生じ、そのソリューションを提供できるのが強みだと思っています。

当グループは業種特化型ではないものの、経験者を集める力があるため、ある程度は対応できると思っていますので、まずご相談いただければと思います。